ロンドンの同時多発テロ
真の標的は何だったのだろうと考える
「断固戦う、決して屈しない」というG8声明を読み返しながらふと思う
テロリスト達の目的はこのコメントをG8から引き出すことだったんじゃないか、と
彼らにとって自身の凶行を正当化する唯一絶対の根拠は
「異教徒の圧制者に対する報復」
彼らは常に被制圧状態になくてはならない......決して解放されてはならない
だからこそ彼らに必要だったのは圧制者の制圧姿勢でありその明文化だったのではないだろうか
だとしたら
今回のテロは彼らにとってまさに「勝利」だったはずだ
「平和のための制圧」は妄想だ
所詮制圧は新たな憎悪を生み、それはやがて次の凶行へと受け継がれていく
もしG8が当初の予定通り「世界規模での貧困救済」を声明の主文としていたら
そしてテロリストを生み出した紛争問題に対しても「救済」のメッセージを発信していたら
ほんの少しでも流れは変わったんじゃないかって
それはとても小さいかもしれないけどとても大きな希望を世界に与えたんじゃないかって
やりきれない想像を巡らす
でも世界はやっぱり変化を待っているし、そのために行動しようとしている
例えどんなに悲惨な凶行を目の当たりにしたとしても
「ほっておけない 世界の貧しさ」キャンペーンは大きな反響を呼んでいるそうだ
キャンペーンの象徴でもあるホワイトバンドも品薄らしい
このことを取り上げた私のBLOGエントリーにもいろいろな人たちからのTBやコメントが届く
数え切れない卑劣な凶行を目の当たりにしながらも救済を訴えること
凶行者たちにさえ救済の手を差し伸べること
それは制圧を唱えることの何倍も何百倍もの勇気がいることだ
でも世界の多くの人々がそんなメッセージを発信している
いろいろバカもやってるけど......人類まだまだ捨てたモンじゃないよね
>数え切れない卑劣な凶行を目の当たりにしながらも救済を訴えること
>凶行者たちにさえ救済の手を差し伸べること
>それは制圧を唱えることの何倍も何百倍もの勇気がいることだ
本当にそう思います。
TBおくらせていただきます。
世界のどこに生まれても、幸せに生きることが出来る世の中になって欲しいと思います。
投稿情報: 雅美 | 2005/07/14 22:02